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2012年06月02日

here and there vol.11入校準備中です


昨年末からとりかかっていた here and there vol.11 が
間もなく入校を迎えそうです。

このままいくと今回は、予定通り6月中にもしかすると完成……?
そこはぎりぎりなところですが、7月上旬には間に合いそうです。

なんと、一年半ぶりの新刊です。
今日はちょっとだけ、中身の一部をご紹介。



南仏に引っ越した元『パープル・ジャーナル』『カイエ・ド・パープル』編集長
エレン・フライスが新しい生活をレポートしてくれています。

生粋のパリジェンヌで、90年代には気鋭の若手キュレーターとして、パリの
アートシーンの寵児だったエレンが、南仏で見つけたまったく新しい生活とは?

最新号を楽しみにしていて下さいね(林 央子)。
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2012年05月09日

MoMAで開催中のミレニウム・マガジン展



 
NY在住のジャーナリスト、市川暁子さんが現在、
MoMAのライブラリーセクションで開催中の
ミレニウム・マガジン展の写真を送ってきてくれました。


 
世界から100種類のインディペンデント雑誌を集めたこの展覧会、
今月半ばの5月14日まで開催されています。

展覧会概要は こちら
各雑誌の詳細は こちら

(林 央子)

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2012年03月06日

水戸芸術館の「Power Sources 力が生まれるところ」展



水戸芸術館の 「Power Sources 力が生まれるところ」展にいってきました。



 
ベットによこたわってみる展示、顕微鏡をのぞきこむ展示、
カーテンでしきられたブースに入って小さなものを覗きこむ展示、
ブランコにのってヨーデルを聞く展示。
本当にさまざまな体験がまっていて、とてもお勧めの展覧会です。



 
この展覧会開催中の4月1日(日)に、展示スペースの一部を活用して限定期間開催中の
高校生ウィーク期間中にあらわれる、
無料カフェ 「苗床喫茶」にて、トーク 「林央子の仕事 越境して発信する」を行うことになりました!
 
是非、この機会に、展示とトークを楽しみにいらしてください。
美術館入場料以外では、トークの入場料はいりません。
(注:3月8日から4月8日まで、水戸芸術館では高校生は入場無料の「高校生ウィーク」です)(林央子)
 

●「Power Sources―力が生まれるところ」展
水戸芸術館現代美術センター 
http://arttowermito.or.jp


●高校生ウィークイベント「苗床喫茶」
2012年3月8日〜4月8日(月曜休館)
水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ室
会場期間:火〜金/15〜18時
     土日祝/13〜18時
http://arttowermito.or.jp/gallery/gallery02_min.html?id=847


●カフェ・トーク「林央子の仕事―越境して発信する」
80年代後半からパリコレの取材をはじめ、
ファッションやアートの世界の境界線を飛び越えながら執筆・編集活動を続ける林央子さん。
<好き>をきっかけに独自の視点で作家を捉え、リアルな言葉で紹介し続ける林さんが、
仕事を愛し、続けていくことの秘訣や最新情報などをお話します。(HP詳細より)

日時:2012年4月1日(日)13時30分〜15時
対象:高校生以上 
定員:先着20名
参加費無料、予約不要
http://arttowermito.or.jp/gallery/gallery02_min.html?id=847

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2012年02月11日

マイク・ミルズの映画『人生はビギナーズ』


コピーライトマーク2010 Beginners Movie, LLC. All Rights Reserved.

マイク・ミルズの映画『人生はビギナーズ』、日本公開が始まりました。
http://www.jinsei-beginners.com

映画を見て書きたくなった、いくつかのメモです。

●いくつになっても成長する

映画は、ひとつの時間軸のなかで、人間の成長や内面の変化を描くことができるメディアだ。
2000年代以降、30代半ばから40代半ばの現在まで、マイクの主な関心事が長編映画であったことは、
「人間の内面と成長」という彼の関心事に一番フィットしたからではないだろうか。
自分の内面に向き合い、対話する。その行為はやっかいだから、日常のなかでつい放置してしまいがちだ。
でも、それに向かい合うことではじめて、人は成長する。より深い愛と人生を手に入れる。
『人生はビギナーズ』で、マイク・ミルズはその
「あたりまえのようで、誰もあえて言わなかったこと」を、
自分の実人生にかぎりなく近いフィクションを通して、語ろうとしている。

●生活から作品が生まれる

マイクが父親を亡くした後、スイスのNieves社からとても美しい作品集「fireworks」が登場した。
繊細な筆で花火が描かれているシンプルなドローイングだが、深く心を打つとても美しい本だ。
その由来を、『人生はビギナーズ』を見て、初めて知った。
映画のなかで、ゲイになってからの父の恋人アンディは花火師だった。
父と父の恋人、そしてゲイ仲間たちとともに楽しんだ、花火パーティーのシーン。
マイクは父を亡くした悲しみにいながらも、
一瞬の想い出から、美しいグラフィック作品を産み出していたのだろう。
もちろん、映画の細部どこまでが実話なのかはわからないけれど、
マイクの実人生と作品が地続きだからこそ
この映画に感動があるのだと思う。
 
●美は日常にあり

『人生はビギナーズ』の冒頭は、花瓶にさされた数本の花の映像で始まる。
病床の父の見舞い品として、また自宅療養に入ってからも室内に、ガーデンにと、花はさまざまに現れる。
印象的だったのは、父の死後に荷物を整理していたら出てきた、母がオリヴァーに残した写真だった。
そこには、誰かが花を差し出している手と、一握りの花映っている。
オリヴァーは、この写真にこめられた意味を憶測する。
父親との結婚生活に悩み、ユダヤ人であることを公言できない時代を生きた母親から絞り出された、
「素朴な幸せをあなたにあげたい」というメッセージを代弁していたのではないか、と。
この読解も、オリヴァーとアナを再び結びつける後押しの一因となった。
花はいつも、私たちの傍らにある。さりげなく、たしかに。
その美しさを見つけるのは、私たち自身なのだ。(林 央子)
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2011年11月19日

アーバンリサーチ「Life 2011」開催中の京都店へ


アーバンリサーチの渋谷店、名古屋店、京都店で開催中の「Life 2011」。
なかでも、書籍やグッズを地下フロアいっぱいに扱う「越境最前線」の京都店で先日、
スタンダードブックストア代表の中川和彦さんとトークを行ってきました。


 
Beyond Boundariesという裏テーマがあるこのイベント。
「Life 2011」展を開催中の3店舗どの会場にも、
「越境するファッション」と題した私のエッセイを配布しています。

ジェンダーとファッションの関係から、
「一歩踏み出す勇気」まで、ここだけで読めるファッション・エッセイを書きました。
イベント開催中は、『拡張するファッション』も販売していただいています。


 
京都店では地下に降りると、テーマのBeyond Boundariesを
「ジェンダーを越えるファッション」と位置づけ、
パティ・スミスやソフィア・コッポラをイメージ・アイコンとしたルックをチョイス。
女の子のためのシャツ、パンツスタイル、フラットシューズ、メンズ風の帽子などをセレクトしています。
中でも、きちんとした印象なのによく見ると、
襟など随所にほつれのあるACNEのシャツは、シルエットも綺麗でお勧めです。


 
アーバンリサーチ京都店は阪急河原町駅近く、
アーケードのあるショッピング街「寺町通り」に位置しています。
お店に行ってみて面白かったのは、次々とウィンドウを覗き込んでいく人々。
ツイードのコートに見入る二人の女性や、サルトルのロングブーツを見つめる老夫婦が印象的でした。



 
京都店と名古屋店では、映像の展示もあります。
「私がみてきたこと 1998-2002 Scenes over time」は、京都店ではウィンドウに映写されていました。
編集を担当して下さったのは平野隆章さんです。

 
中心になって企画に動いてくださったPRの及川さん、
そして京都店のみなさんは、トーク当日、展示会場をあっという間にトーク会場に仕上げて下さいました。

動員されたのは、アウトドア用のベンチや折り畳みり椅子の数々。
コンクリートのフロアと店内の雰囲気によく合った、臨時トークスペースが瞬く間に出現。
いつものことながら、アーバンリサーチの皆さんのD.I.Y.精神に感動します。
そして、日曜日の午後の貴重な一時間、足を運んで下さった皆様に、お礼申し上げます。


 
トーク準備合間の空き時間に訪れたのは、方丈庭園でも名高い東福寺界隈。
何度目かの東福寺境内を散歩したり、周囲にある塔頭寺院を巡りながら、
こうして心を空っぽにできる場所をたくさんもっている京都の人たちはとても贅沢だな、
と思いました(林 央子)。
 
posted by nakakobooks at 13:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | here and there news | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

楽しかった「シブカル祭。」


10月28日、この日から10日間にわたっておこなわれた
渋谷パルコの女子文化祭「シブカル祭。」で
School of Bのトークに参加させていただきました。




野中モモさん(左)、スプツニ子!さん(右)と私、そして進行の南馬越一義さんと、
「美術部」の展示コーナーの一角を舞台にしたトーク。会場は女の子の熱気があふれました。
 
シブカル祭。は100人の女子が参加という大規模なイベントで、
一回かぎりのライブも多く全部は見切れなかったと思いますが
当日早めに着いて、一通り眺めた展示は興味深いものでした。





 
当日の模様がウェブマガジン「 SHIFT」に紹介されています(林 央子)。

posted by nakakobooks at 13:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | here and there news | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月04日

11月7日 小金沢健人さんと パフォーマンスの夜


今朝、Nievesのベンジャミンからメールが届きました。
NYのMOMAの人が、here and thereのvol.1~5をコレクション用に購入したい、という用件でした。

その方は、vol.6~10はもっているということで、初期バックナンバーの買い上げです。
突然で驚いたので、ついここに書いてしまいました。
 
小金沢健人さんは、資生堂ギャラリーで映像作品を初めてみたときから、
私が強くひかれ続けてきたアーティスト。
現在、ご家族とともにベルリンにお住まいです。
奥さまの長江青さんは、私が『花椿』にいたころから、本当に長く、交流させていただいているお友達。
小金沢さんはvol.9から、vol.10では長江さんと小金沢さんお二人それぞれに、
here and thereにご参加いただきました。
 
今回はその小金沢さんの一時帰国に合わせて、
銀座 ignition galleryでのトークシリーズ「いま、ここ」でパフォーマンスをしていただけることになりました。
私の朗読&小金沢さんのパフォーマンス、私と二人でのトーク、
そして小金沢さんのソロ・パフォーマンスという構成です。
これ以上は、当日のお楽しみになるわけですが……
 
私が小金沢さんの作品をいつも楽しみにしている傍らで、
実は小金沢さんと共有できる意外な話題があることに気がつきました。
そんなことも背景にあって、11月7日夜のイベントが、あっという間にメールのやりとりで決まりました。
この交流を、皆さまと共有できる一夜は、とてもスペシャルなものになりそうです(林 央子)。
 
●「いま、ここ」トークの申し込みはこちら→ ignition gallery 
posted by nakakobooks at 22:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | here and there news | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アーバンリサーチ「Life 2011   Beyond Boundaries」




昨年11月にも大変お世話になった、
アーバンリサーチの及川壮也さんと練り上げてきた今年の 「Life」展
 
及川さんと対面しながらの2度目のコラボレーションとなった今年は、
『拡張するファッション』を上梓したことや、
最近出会いのあった方々との輪の広がりなど、さまざまなことを経て、
渋谷・名古屋・京都の3店舗というスケールの大きなものになりました。
 
NPOの独立系メディアで、映像制作やワークショップをしている
映像作家の平野隆章さんは、名古屋店と京都店で展示される35分間の映像
「私がみてきたこと 1998−2002 Scenes Over Time」を編集してくださいました。
 
今年7月、大阪スタンダードブックストアのトークに私を招いて下さった中川和彦さんは、
京都店で私と対談(11月13日16時〜17時)してくださることになりました。
 
そして、以前私を美大の特別講義に呼んでくださった
「名古屋芸術大学デザイン学部・メディアコミュニケーションデザインコース」の櫃田珠美先生は今回、
名古屋店の展示空間に、学生さんたちが作った「本」の作品を展示協力して下さいました。
 
アーバンリサーチ店内では、秋冬のお洋服を「ジェンダーを超えるファッション」
というテーマから編集するコーナーを作らせて頂きました。
 
さまざまな方のお力によって、一回り大きな実を結びそうな 「Life 2011」は11月7日からスタートします(林央子)。
 

●昨年の「Life」展の様子はこちらです。 
http://nakakobooks.seesaa.net/article/167594321.html
http://nakakobooks.seesaa.net/archives/20101112-1.html
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2011年10月19日

here and thereのことと、谷口真人さんとのトークについて


リニューアルされたウェブ・ショッピングサイトhumorに
here and thereの「ブランドコンセプト」を掲載していただけることになりました。
(掲載はこちら→ http://www.hmr.jp/hereandthere/brand.php


そこで、改めて考え、書き記してみた「コンセプト」。
普段、こういう形では言葉にしてこなかったので、「この媒体とは?」
と改めて見つめ直す行為は新鮮でした。
そして、こんな文章を書きました。

===================

日常のふとした瞬間に、美しいものを見つける。
意外な人と、思わぬタイミングでめぐり合う。

そんなときに揺れ動く、
繊細な感情のひだをキャッチして、発信していきたい。

それが、パーソナルなインディペンデント・マガジン
『here and there』の精神です。

編集から販売時のイベントまで、林央子が出会った人々ひとりひとりと向かい合い、
対話を重ねて、織り上げいきます。

毎号のテーマは、その時々に林央子が一番関心のある考えや言葉です。
さまざまなクリエイターとそのテーマをキャッチボールして、
投げ返されたイメージや文章を、拾い集めています。

アートディレクター服部一成さんの、整然とした中に突如屹立する個性が、
誌面に心地よい緊張感とパーソナルな温かみを与えてくださっています。

この本を手に取った人が、誌面をひろげ、想像の羽をひろげることで、
またそこに新たな世界の広がりが生まれる。

そんなメディアでありたいと思っています。
Here and There発行人 林央子   

===================

この原稿を書きながら、並行して、10月24日、来週月曜日夜に
銀座の ignition galleryで開催する
谷口真人さん(現代アート作家)とのトークの準備をすすめていました。

これから、シリーズとして企画されているトークの初回に、
谷口さんをお迎えしたいと思った理由を、言葉にするとどうなるのか。
自分の心のなかにサーチライトを照らして、言葉になる以前の気持ちの動きを
探してみる。いくつか光るものをみつけ、それをまた丁寧に見つめて行く……。

今やっているのはそんな作業ですが、
実はそんな作業は、here and thereの制作プロセスと
よく似ていることかもしれないな、と思ったのです。

今年は『拡張するファッション』を出してから、トークに出ることが増えたのですが
このignition galleryにおけるトークシリーズは、<私のなかの『here and there』的なもの>
がある一定の場所・時間・空間を占めるものになりそうかな? という予感がしています。

月曜日という、週の始まりの日。あわただしいお仕事が始まる最初の日。
そんな夜ですが、もし、少しでも多くの方に聞いて頂けたら
嬉しい気がしています。

詳しい日時場所・申し込み方法はこちら
http://ignitiongallery.blogspot.com/2011/10/blog-post_13.html

日々のいろいろなお忙しさの中、一歩足をとめて頂き、
この場で一緒に時をすごすことができたら、とてもとても嬉しいです。(林 央子)

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2011年10月07日

「DEZAINMONKEYS02」に参加した、2冊のZINE


10月8日、学生主催のファッションショーイベントDEZAINMONKEYS02のなかの、
トークイベントへのお声がかかり、参加することになりました。

声をかけてくださったのは、広い会場内でzineのブース(fab_zine)をきりもりする、
京都精華大学テキスタイル科の坂口美穂さん。
『拡張するファッション』を読んで、感動して声をかけて下さったとのことです。

15時からファッションショーがスタートする会場では、
19時半〜私1人でのトークがあり、20時からは生駒芳子さんと対談になります(〜20:30)。

全国からZineを集めるというfab_zineさんの企画に、
here and thereも参加してみようと、2冊のZineを送りました。





このZineはもともと、『here and there vol.3』の付録として制作されたものです。
写真はすべて、マーク・ボスウィックが撮ったものです。

片側から見ると、スーザン・チャンチオロのショー、
別の側から見ると、BLESSのファッションショーです。

これは2つの、とても印象深いファッションショーの記録写真です。
私にとって、どちらも貴重な出来事だと思えたので、1冊の本に綴じてみたくなりました。

撮影の仕事を通じて友人になったマーク・ボスウィックは、
90年代半ばにはファッション界の売れっ子写真家として、
『Italian Vogue』からインディペンデントマガジンまで幅広く活動していました。

しかし、とても繊細な美意識を持ち合わせていた彼は次第に、
普通のファッション写真は撮らなくなりました。

そして、友人たちのドキュメンタリー写真や家族のポートレートなど、
厳選された被写体を扱うようになりました。
スーザン・チャンチオロとBLESSは、マークにとっても私にとっても、貴重な友人です。

●スーザン・チャンチオロ「戦争反対、平和賛成ショー(Anti-War, Pro Peace Show)」

<2003年2月15日、世界中でたくさんの反戦集会が行われたその日、
スーザン・チャンチオロはNYで「戦争反対、平和賛成」と題したショーを行った。
それはありきたりのファッショーショーではなく、その場にきた人々が、
ひとつの体験をわかちあうための集いだった>
『here and there vol.3 2003 Spring Issue』より抜粋


●BLESSのファッションショー 

これまでファッションショーをしない主義でやってきたBLESSから、
ある日突然、メールが届いた。
2002年9月25日、はじめてのキャットウォークのコレクションを、ミラノで行うというのだ。

ついては、「モデルとして出演してほしい。
日本からの交通費は確保できないけれど、ヨーロッパ内の移動費用とミラノの宿泊費は出すから。
モデルはみんな、私たちの友達よ」と。

かくして、私は初めてミラノコレクションに行った。
ショーの演出は、不安定な卓球台のようなインスタレーションに、
数人ずつ一緒に乗って、適当な方向に歩いて下りる、という単純なものだった。

でも、ショーに出る人間には向いていないことは自分でよくわかった。
その後も数回、パリでBLESSのショーに出た。
やっぱり私は、ファッションショーに出るタイプではないと思う。
冒険としては、楽しかったけれど。





『スーザン・チャンチオロの創造性』

2011年9月4日、HINAYA KYOTO清水五条坂店に招待していただいて、
行ったトークの再録です。
私が1人で約1時間話し、その後質問をうけて、
また1時間ほどお話しました。

私とスーザンが2人で、旅行したことのある京都の街
(それはスーザンにとって、初めての京都旅行でした)。
今振り返っても、このときの旅行は特別な体験でした。

2人それぞれが、人生に突然降り注いできた特別な休憩期間にいたために、
仕事に追われることなく純粋に、旅行を楽しむことができたのだと思います。

そのうちに、京都と縁ができたスーザンが、娘をつれて制作滞在に来ることになるとは。
ましてや、私がその展示発表の場で話をしに来ることになるとは。

一度起こってしまえば、必然のようかもしれませんが、
出会いの妙というものは、面白いものだと思います。

人は、人と繋がることでしか、仕事を成すことはできません。
スーザンはそのことを、身をもって示し続けてくれる人でもあります。


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トークの再録のZine作りは、やってみたら意外に楽しく、
また続けていきたいと考えています(林 央子)。


posted by nakakobooks at 12:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | here and there news | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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