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2015年06月12日

志村信裕さんとの対話型連載第二回「湯桶と暮らし」


Inventing Handy Constellations
Nobuhiro Shimura and Nakako Hayashi
Photo and Drawing by Nobuhiro Shimura
Text by Nakako Hayashi
Translation by Kei Benger





Nakako Hayashi (以下NH) 「山々が萌葱色に染まる新緑の季節となりました。遡って4月1日、毎月初日に志村さんが恒例とされている山口の市へは参加されましたか?」
Nobuhiro Shimura (以下NS) 「東京に行っていたため残念ながら今月も行けませんでした」

NH 「3月の下旬、22日には志村さんが参加されていた東京都現代美術館での〈未見の星座〉展が終了し、私の家には志村さんのインスタレーション《fountains》の一部であった湯桶がやってきました。展示室の天井から海面と炎の映像をうつすスクリーンとして配置されていた60個の円筒形のかたちをしたものが、実は湯桶であるということは、美術館の暗闇のなかではすぐには気がつきませんでした」
NS 「過去に、バケツに水をはって花火の映像を投影する作品をつくったことがありましたが、今回は湯桶という器を映像のスクリーンに採用するという初めての試みになりました。木製の湯桶という湯浴みの道具を空間に60個配置し、そこには水をはらずに、映像を木肌に直接投影しました。日本人がながらく暮らしのなかで普通に使ってきたものが、今ではプラスティック用品の存在によって相対的に高価なものとなり、嗜好品のようなものへと推移してしまっていることにも興味がありました」

NH 「たしかに表参道などのブティックでは、木製の湯桶が衣服やインテリア小物、オーガニックな化粧品と並んで陳列されているさまを目にします。でも私はそういった店頭で、湯桶を買うことは思いつかなかった気がします。ですが志村さんが展示を終えたあと、湯桶を欲しい方に配る桶屋を始めたと伺って、私も名乗りをあげました。ほかにも展示に関わった方や志村さんのお友達など、生活のなかでこの湯桶を手にした方がいたわけですね?」
NS 「現実的に、60個もの湯桶を保管しておく場所がなかったということもありますが、身近な人が現代の暮らしのなかで実際にどう湯桶を使いこなせるのかということに興味があったからです。展示が終わってからまだ約1ヶ月ですが、水回り以外でもランプシェードとして使ってみたいとか、小物入れとか、すでにいろいろな提案が出てきていて楽しいです」

NH 「志村さん自身は、展覧会が終わってから、この湯桶をどのように使っていますか?」
NS 「今住んでいる地域が山口の温泉街なので、湯につかりたいときはそちらに行ってしまいます。日本人のライフスタイルが近年劇的に変わってきているように、僕も普段の生活では、シャワーですますことがほとんどです。風呂場で湯桶を使う場面が生活のなかに無いわけですが、朝の洗面や髪を梳かす際に、湯桶に水をはって使うことを思い立ちました。すると、無駄に水を流しすぎることもありません。また木の香りもしてきて、朝のはじまりにはとても心地がよいことに気がつきました。大きさも関係していると思いますが、ここまで使う人の直観に委ねて自由に使える器だとは、使ってみる前には思いもしませんでした」

NH 「志村さんから湯桶を最初に受け取った日は、表参道で桶の受け渡しをしました。その時は二人とも、都心で桶を受け渡すことが、なんとなく気恥ずかしい感じがしたものです。一度家に持ち帰り、机回りの小物入れとして使おうと出しておくと、息子がきて『お風呂で実際に使いたい!』と言い出して、結局2個目の湯桶も志村さんから譲り受けました。その受け渡しを目白駅のちかくで行ったときは、周囲に楽しい仲間もいて、みんなが桶を実際に手にとったりしながら、駅までの道を一緒に歩きました。その時改めて思ったことは、湯桶を手に取るときの触感の柔らかさです。皮や布の鞄とはまったく違う温かみと柔らかさ。古本の挿絵で、湯桶を一つかかえて、銭湯に湯浴みに行く人を描いた絵を見た事がありますが、絵の中の人の感覚が自分のなかにも立ち上ってくるようでした」
NS 「湯桶を実際に手にした人からの多い反応は、まず香り、そして手ざわりです。とくに角や縁の部分の滑らかさに注目する人が多いですね。100円ショップなどで豊富にあふれるプラスティックの製品に慣れてしまい、そちらのほうが当たり前になってしまうと、逆に木の湯桶に触れる体験が新鮮になるわけですね。日本の暮らしに長いあいだ息づいてきて、途絶えつつあるとはいえ今も人の手で作られている木製の日用品は、古き時代のノスタルジーの対象ではなく、今それをどう見て、どう使いこなすか、という自分たちの感覚を刺激してくれる存在なのではないかと思います」



近年の日本人の生活変化は、とりわけ都市部の住居空間において変化が著しい。都市部に限ったことではないが、気密性の高いマンションが増えたことにより、多くの時間を密閉された空間の中で生活する人口が増えた。かつてはすきま風の吹く木造家屋が当たり前だった日本でも、マンションの生活になると、湿度の高い風土にもかかわらず、浴室は構造上風が通り抜けにくい場所に配置されがちだ。だから、黴の温床になりやすい。そのことにも多いに左右したのか、湯浴み製品はプラスティック製が当たり前となって久しい。私も昨年秋に転居した際には、悩み抜いたあげくに、水切れし易さをデザインに取り入れたプラスティックの入浴製品を買い揃えた。その半年後にアーティストとの対話から、自宅の浴室に木の湯桶がやってくるとは予想もしなかった。実際に使いはじめて気がついたのは、その大きさが人の手に、身体に、とても合っているということだった。高さ115ミリは片手で掴むのにちょうどよく、内寸直径210ミリは普段使いする一枚の皿(日本の民藝品にあてはめれば、7寸皿)と同じである。この桶と皿のサイズの一致は、実際に志村が《fountains》を製作中に得た気づきであった。ちなみに湯桶は工業生産品ではなく、職人の手により産み出される手工芸品である。

インスタレーション作品に使用された湯桶。私はおそらくそれらは、次回の展示のために保存されるのかと思っていた。しかし志村は、それを身近な知人に配ることを選んだ。彼にその意図を確認すると、「真っさらな湯桶」というモノは、経年変化を許容しながら楽しむことができる存在であること、そのモノの素材に含有される「余白」が、知人の生活のなかで「育つ」さまを見てみたい、というアイデアがあったことを知った。私はまた、彼との対話のなかで、自らも朝の支度である洗面に、「蛇口をひねれば流れつづける水をそのまま使うのではなく、湯桶に一度水を張り、洗面する」という行為を取り入れてみようと考えた。日常の作業のやり方を一つ、変えてみる。すると毎朝木の香りや水を張った水面にむきあうことは、一日のはじまりにふさわしい精神的な営みになることを、知ったのだった。

気分を変えて、自分を別なモードにもっていくための工夫を、私たちは普段から行っている。茶を飲む、香や草花の匂いをかぐ、等。湯桶に端を発したエピソードでは道具に導かれながら、日常の営みを精神的な行為へと変換できることの気づきを得たことが、面白いと思った。身近な生活のなかで、モノに出会いつつ、あたらしい発見を探していこう、という気持に自分がなっているとき、自分と世界との関わりが、たんなる消費者ではなく主体的に考え、動く人になってきた、という気がしている。そして「今日あの花はなんと綺麗な色で咲いているんだろう」というような、小さなことにポジティブな発見を見出すことが増えた。都市にいると鈍化しがちな感性が、都市にいながらにして動き出したようで、それは自分のなかでもとても嬉しい変化である。  
                          
 2015年5月9日
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2015年04月24日

エレンのパープルに、志村信裕さんと隔月連載スタート


パープルのエレンのブログ「Les Chroniques Purple」で、アーティスト志村信裕さんと林央子の対話にもとづく連載シリーズ「Inventing Handy Constellations」がはじまりました。

Inventing Handy Constellations
Nobuhiro Shimura and Nakako Hayashi
Photo by Nobuhiro Shimura
Text by Nakako Hayashi

Nakako Hayashi(以下NH) 「2年前の春、山口県に引っ越してから毎月1日、市の中心部にある亀山公園の骨董市に出かけることを習慣としている志村さん。今月は何かに出会いましたか?」
Nobuhiro Shimura(以下NS) 「今月は残念ながら、雨だったので行けませんでした。代わりに自宅にあるものを紹介したいと思います」







NH 「まるで一人のひとのような気配を感じる匙ですね」
NS 「確かに、ひとみたいで愛らしいですね。この竹の匙は島根県の松江に古くからある民藝品店の片隅で見つけたものです。竹細工職人が、目が悪くなってきた晩年からつくり始めたものだと聞きました。残念ながらその方はすでに亡くなっていて、現在の店主は職人の名前も分からず、まさにアノニマスなものとの出会いでした。その店の在庫にあるものがデットストックだと知り、すぐに2本買い求めました。暮らしのなかで使いたいというだけでなく、この竹の匙から学べることや創作のインスピレーションがあるはずだと直観的に思ったからです」

NH 「民藝品店にいくと、箸やカゴや一輪挿しなど、私たちの暮らしで最近見かけることが少なくなってきた竹製の道具を目にしますが、とくにこの匙に心奪われたのですね?」
NS  「竹という素材に以前から関心があったわけではありません。むしろ時代遅れのもだというネガティブなイメージさえありました。この匙を見つけたのも、陶器を扱ったアートプロジェクトのリサーチの途中で、偶然見つけたのがきっかけです。見てのとおり、匙の形や大きさが不揃いなのは、現代の工業製品に囲まれた生活のなかでは、不自然かもしれません。しかし実際に手にとり、使ってみると、それぞれの竹の節を生かした造形だということが分かり、むしろ形が違うのは極めて自然なことだと感じました。手に持った瞬間、節に指がかかることで持ちやすいつくりになっていることが分かります」

NH 「実際に暮らしのなかで使ってみての気づきですね」
NS 「竹は表面が滑らかなだけでなく、抗菌などの浄化作用があるので、食生活で使われる道具としては最適な素材なんだと今では見直しています。また、まっ赤な漆は装飾として塗られているだけではなく、防水性を賦与し、下地を強化させる機能があります。最初は気づきませんでしたが、これほど匙として機能的で、かたちもユニークな生活道具が、伝統工芸でもなく、一地方の職人の手仕事として生みだされていたことに驚きました」

NH 「漆のお椀は、食洗機もわりと普及した日常の暮しではやはり、消えつつある日本人の生活道具ですね」
NS 「最近読んだ『台所道具の歴史』(栄久庵憲司著 1976年)という本には、「日本人の生活にとって、竹と漆は木材に劣らず親しい存在である。むしろ食事に関係する漆塗りと竹製の容器ほど日本的なものは他にないといってもよいであろう」と書かれていましたが、このくだりは特に、この竹の匙のことを集約したぴったりのフレーズだと思いました」

NH  「私も志村さんに教えてもらって同じ本を読みました。プラスティックの道具や最近日本でとくに人気の北欧の器類が生活に溢れるずっと前、成長の早い竹は日本の風土のなかでもとても身近な素材で、とりわけ食事の周辺でよく使われていたということを知りました」
NS 「機械生産によるプラスティックや磁器の生活道具は安価で大量に供給することのできる便利なものです。それに対して、地域から採れる素材をつかい、職人の手によって一つずつ産み出していくものが価値を見いだされずに、刻々と姿を消していることに危機感を感じます。もの本来の価値は、以前の自分のように、新旧のラベリングをすることで見失ってしまうことを知りました。ものは人の生活に寄り添うために生まれてきました。今度は人がものに寄り添うように再び価値を見いだす時代になってきたのではないでしょうか。今ではこの竹の匙でヨーグルトを食べるのが毎朝の喜びになっています」


日本で最古の物語文学といわれる『竹取物語』は、竹を採取し道具をつくりながら暮らしている老人がある日、根もとが光輝く竹を見て、その筒のなかに赤子を見つける、という設定から始まる。彼女は美しい姫となり、幾多の求婚者から求められる存在になる。いっぽう上述の栄久庵の書籍によれば、「竹の身近さ、加工の容易さは、かえって人間に素材としての竹の品位を低いものと感じさせることになった」とある。竹を巧みに扱い、物をつくり出す人々が、尊敬を払われる地位にいたことは、あまりなかったようである。

生活習慣も環境もまったく変わってしまった日本の暮らしのなかで、今も変わらずに存在している竹もある。京都を旅すれば、和風家屋の意匠のところどころ、すだれや垣根をはじめ塗り壁の下地、窓の桟などの建材に、竹が配されていたことに気がつく。また日本のどこにでもある神社の手水舎で、手洗い、口すすぎなどの清めの所作をおこなうための水盤まわりの道具は、多くの場合、竹杓子が置かれている。あたりまえすぎて意識にのぼらないほどであるが、正月に門出の象徴として毎年各戸が門の前に出す門松は、三本の竹を松葉で囲んだものである。

一方で、竹という素材を意識して周囲を見渡してみると、日本の国土面積のほんの一部である都市部をのぞけば、増えすぎて困る植物である。執筆にあたり、エレンとのメールのやりとりで知ったことは、南フランスの田園地帯においても竹は増えすぎてやっかいものの植物だと見なされている、ということだ。成長が早く増えすぎる竹を日常の暮らしに取り戻そうと、割り箸を竹の箸に置き換えようとする試みや、なんとかして竹の利用法を見直そう、という気運がないわけではない。しかしその試みも、増え続ける竹の野生の速度にはいたらないようである。




竹は審美的に見ると美になり、豊富さから見ればチープになり、生活のなかでずっと人の役に立つ身近なものであり、日本においては神聖視されることもあるものである。そこに職人の手が加わることで、ものに生命が吹き込まれた。志村は匙につかわれた竹のなめらかさと、目が見えなくなってきた老齢の職人の手が産み出した触感ゆたかなものの愛らしいかたち、そして、失われつつある竹細工と漆工芸の結合に出会った。それは視覚優先の社会にいきる私たちが本能的にもとめるものとの出会いであり、発見であった。

あたらしく見直すことで、世界は民主的に開かれていく。俗なるもの、ありふれたものは一転して、神秘なる生命(いのち)へ、美なる形象(かたち)へと昇華される。誰も顧みないもののなかに美を発見すること。それはわたしたち自身を遡る、時空をこえた旅でもあり、同時に明日への希望でもある。

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2011年09月21日

スーザンの2012SSコレクション発表



9月13日にNYで発表されたスーザンの最新コレクション画像は
こちらからご覧になれます。

http://cargocollective.com/rosalieknox#2006311/SUSAN-CIANCIOLO-S-S12
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2011年08月18日

スーザン・チャンチオロ、8月の移動レストランプロジェクト





スーザンが今年6月からはじめた
1日かぎりのシェフ・プロジェクトが、
8月22日夜、NYで開催されます(参加:一人125ドル)。

今回は京都の老舗「尾張屋」のアリコさんを
ゲストシェフに迎え、
冷たい蕎麦、ポン酢で味わう牡蠣、グリルした野菜のスシなど
スペシャルな和風メニュー。

RUNコレクションの後期から
フードはスーザンの表現のなかの強い関心事ですが、
出産後の生活のなかで
最近はますます、食という表現に傾いているようです。(林 央子)


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2011年03月22日

震災へのお見舞い




このたびの震災で、多大な被害に遭われた皆様へ、
心からお見舞いを申し上げます。

そして、一日も早い復興を、
ふかくお祈りいたしております。

スーザン・チャンチオロからメッセージが届きました。
「今も、いつも、祈っています。
私の祈りと、光と、愛と、エネルギーが届きますように」




photo by Susan Cianciolo
posted by nakakobooks at 22:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | here and there friends | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スーザン・チャンチオロの2011―12AWコレクション、ニューヨークで発表



京都西陣のテキスタイルメーカー、 HINAYA の招聘を受けて
昨年11月、1カ月にわたり、娘のライラックとともに来日し、滞在制作を行ったスーザン・チャンチオロ。

HINAYAが独自に開発した特別な織り機の数々や、
草木染のノウハウに興奮しながらコレクションの軸ができあがっていきました。

「この工場は私にとって、宝物の山みたい! 私はここにいて、毎日のように新しい宝物を発見するのよ」と、
制作中とてもエキサイトしていたスーザンでした。



まだ2歳半の娘をつれて、まったく違う環境で制作滞在した現実は、なかなか大変なもの。
その、親子2人の傍から支えていたのは、ニューヨークでスーザンと出会い、
長年の親交関係にある写真家のアリコさん。

彼女は実は、京都御所すぐ近くの老舗そば屋・尾張屋さんのお嬢さんで、
取材にいった私のことも、おいしいおそばとともに暖かく迎えてくれました
(このときの、スーザンの制作レポートは1月20日に発売されたecocolo54号「愛のカタチ」に6頁掲載されています。 http://ecocolo.com/magazine/





2月16日にはニューヨーク・コレクションの終盤に、
京都で制作した新コレクション「When Building Meets Sky」の発表が行われました。


ショーにおける服の構成において大活躍したのは、
ニューヨーク在住の着物スタイリスト、キモノヒロさんとのコラボレーション。
彼女のサイト
には、発表当日に至るまでの制作舞台裏の様子が詳しく出ています。


スーザンの作成したコレクションとヒロさんの着物をミックスしながら、
カリオグラフィー・アーティストを交えて、
モデルも自らも踊って服をみせるという、とてもアクティブなショー。


キャットウォークのショーを見なれた観客たちも、
その生々しい熱気にスタンディング・オベーションで盛り上がったようです。
VOGUE ITALIA のWEBサイトにもスーザンのショーが載っています。

スーザンは4月末に来日して京都でショーを行う予定があったのですが、
今回はこのショーのために力を入れ過ぎて体調を崩したために、健康上の理由で断念。
ショーの開催予定は残念ながら、なくなりました。

でもHINAYAさんとスーザンのコラボレーションは続行の予定で、
今後いつか、スーザンのショーを京都で見ることができるのでは、と思います。
今回重要な振り付けを行ったのは、スーザンがパーソンズで教えていた生徒で若いアーティスト。





スーザンがRUNコレクションで見せていたインスタレーションとも、
2000年代にキャットウォークのショーを再開してからの見せ方とも、まったく違う、
生々しい舞台での見せ方との出会いにスーザン自身「This is my new deperture! 私の新しい出発よ!」と興奮しています。




仕事しながら育児をしている母親は、気がつかないうちにとても体力を奪われているもの。
そんな環境にありながら、アーティストとして力強く前進し、
変化しつづるスーザン・チャンチオロの行方はいつも、楽しみです。

そして、周囲にいる多くの人が彼女のそのアーティスティックな姿勢に
サポートを惜しまないのも、理解できると思うのです。(林 央子)

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2010年12月17日

susan cianciolo tokyo shop来春まで続行決定



東京・渋谷のファイヤー通りから少し入ったところのショップ
「ニュー・アクエリアス」で行われた『suzan cianciolo tokyo shop』。
12月9日までの一週間という限定期間がすぎたあとも、
このお店の奥のスペースで販売続行が決定しました!

RUNコレクションのアーカイブから新作まで、
さまざまなスーザン作品を豊富なバリエーションのなかから試着できる良い機会です。
スーザンの服に特有の「着てみてはじめてわかるシルエット」
を体験してみてください。(林 央子)

ニュー・アクエリアス
東京都渋谷区神南1-13-15
MapFan地図へ
03-5728-6911
14時から20時



posted by nakakobooks at 00:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | here and there friends | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月04日

スーザン・チャンチオロ・トーキョー・ショップ




渋谷・ファイヤー通り裏の「ニュー・アクエリアス」で
スーザン・チャンチオロの期間限定ショップが登場しています(2010年12月9日まで)。




異国の街の蚤の市のような雰囲気の中で、
RUNコレクションからの貴重なアイテム(ウェディングドレスから水着風トップスまで)、
一冊限定のジンやアートワークなどが意外なアイテムと並べられ、サプライズに満ちた空間に。
二歳の娘ライラックと作ったモビールも飾られています。 (林央子)

ニュー・アクエリアス
東京都渋谷区神南1-13-15
03-5728-6911
14時から20時
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2010年11月11日

スーザン・チャンチオロが京都で個展「my visit to KYOTO 」



11月19日金曜日まで、京都のハロー画廊で
スーザン・チャンチオロの個展が開催されています。




右側は、トークの最中にスーザンが言及したドレス。
最初は三角形のタペストリーで、それがポンチョになり、
そしてドレスへと何度も作り替えられました。

そして、現在2歳半の愛娘ライラック・スカイ妊娠中
に、中央の丸いパッチワークが付け加えられたそうです。

それだけに、パワーが宿っていそうな
力強さを感じるドレスでした。

左側は京都・ひなやさんの帯地をふんだんにつかったドレスですが、
裏を返すとちょっと意外なことに、チロリアンテープが豊富に使われていました。
身につけるときっと、後ろ姿もとても魅力的なシルエットになりそう。

左下のフリンジベルトは、コーディネートに加えやすく、
それだけで着こなしに雰囲気を出せそうな、存在感のある一点でした。
左上も帯地を再生させた幅広のベルトです。




左側は、私も欲しくなってしまったグレーのジャケット。
日本の伝統的なファブリックとチロリアンテープ、
様々な質感の生地のパッチワークが正面についています。




ドローイングはこの写真のほかにも、たくさん
小さめの紙に描いた、魅力的な新作が揃っていました。


京都で初めて開催された、スーザン・チャンチオロの展覧会。
19日までの開催です。

「my visit to KYOTO」展
住所 京都市中京区二条通柳馬場東入ル晴明町650
時間 11:30〜20:00
電話 075-231-8625
http://cafe-hello.jp
主宰 HINAYA
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2010年10月23日

皆川明×スーザン・チャンチオロ 11月6日京都で対談


スーザン・チャンチオロが京都で初めて行う個展「My Visit to Kyoto」が
京都のハロー画廊で開催されます。
 
初めての京都旅行で「自分の祖先は日本人ではないかしら」と思ったというほど
京都の街にスペシャルな思い入れを持つスーザン。

こんかいは西陣のテキスタイルメーカー「ひなや」さんの招聘により、
スーザンが長年の夢としていた京都での滞在制作が可能になりました。
 
その期間中、スーザンが最新作を展示するハロー画廊での展覧会の初日には
ミナ ペルホネンの皆川明さんとスーザンの対談が実現されることになりました。
私はその場で司会を行います。
 
たくさんの共通点と相違点、その両方をもつ二人のスタート地点は、どちらも1995年。
東京とNYというまったく違う服飾文化をもつ都市を背景に
ファッションのグローバル化時代の潮流にのみこまれず、自分なりのやり方で、
服というものに長い生命を与えようとする独自流の服作りを貫いてきたことは、
どちらのデザイナーにも共通した姿勢です。
 
その二人が、長い時間をかけて自分たちの空間や環境を大事にしてきた街、京都で出会い、
語り合う。どんな言葉が飛び出すか、それはとても楽しみです。(林 央子)
 

●このトークの模様はustreamで配信されます。

 http://www.ustream.tv/channel/my-visit-to-kyoto 

●ひなやさん申し込み画面へのリンク
※定員がいっぱいになりましたので、受付を締め切らせていただきます。ありがとうございました。


 



 
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2010年09月17日

マーク・ボスウィックの新作インスタレーション


ギャラリーサイド2で開催中のマーク・ボスウィック展。
9月25日まで、新作インスタレーションが展示されています。

マークはこんかいの来日でまず、あいちトリエンナーレ2010の会場でインスタレーションを制作。
here and there vol.10にも登場する島袋道浩さんと会場を行き来しあったそうです。
島袋さんから「林さんのお友達のマークさん、良い展示でした」というメッセージも届きました。

ちょうどhere and thereの入稿作業中であいちトリエンナーレ、ギャラリーサイド2、
二つのオープニングに行きそびれた私ですが、やっとギャラリーサイド2へ足を運んで、
彼の新境地を体験することができました。

ギャラリーの島田淳子さんからは、「あいちトリエンナーレでマークは、
櫃田伸也先生や、杉戸洋さんにペンキ塗りを手伝ってもらったのよ!」。
そんな、展示の裏話も聞くことができました。

here and there vol.10にマークは、詩と新作写真を寄せてくれています(林 央子)。

www.galleryside2.net



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2010年08月27日

グラーツの現代美術館でブレスの個展

この夏、Kunsthaus Grazでブレスの個展「Retrospective Home」が行われました。
巨大な建築空間を、過去の全作品で埋め尽くしたBLESS。

新作も多数展示されたほか、結成10周年のときに発行されたBLESS BOOKの続編的な
新しい本「BLESS Retrospective Home No30-41」も発売されています。

(林 央子)

http://www.museum-joanneum.at/de/kunsthaus


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2010年06月29日

千葉慎二さんを偲ぶ ギャラリートラックスの展示

山梨のギャラリートラックスで6月28日まで、「Memorial Mr.Chiba」と題した展示が行われていました。

3月に急逝されたpoetry of sexの千葉慎二氏を偲んで開催された展覧会には、
故人とコラボレーションを重ねてきたアーティストのうち京太郎さん、五木田智央さんや角田純さんなどの作品と、
過去のpoetry of sexのTシャツが展示されていました。

私たちの生活に身近なTシャツが、アーティストと千葉さんとのコラボレーションを経由すると
スペシャルな存在になっていたことにあらためて気付く、貴重な展示でした。(林 央子)

ギャラリートラックス

*7月3日から25日までは、kvina(小林エリカ、田部井美奈、野川かさね、前田ひさえ)による
「SUMMER CAMP」展を開催中。

*晴天の風の弱い日には、後藤明美さんの「ドーム」作品を体験できます。
また、かつての展示作品にも逸品多し。ご興味のある方は是非、スタッフに一声を。

*週末は三好悦子さんによる特製ランチが、予約制で楽しめます。お勧めの味です。

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2010年03月22日

ギャラリー・トラックスでランチがスタート

エレンが一昨年に来日した際に訪れた、山梨のギャラリー・トラックス。
オーナーの三好悦子さんと彼女の周囲にいる、
八ヶ岳の人々の生き方に共感したエレンから
「Les Cahiers Purple」のための取材を頼まれて、
昨年5月に、私もギャラリーを訪問しました。

悦子さんとはその時からのお付き合い。何回かギャラリーに
お邪魔するうちに、体中が元気で満たされるような、
三好悦子さんの手料理を味わう機会がありました。

季節の野菜をつかった、即興的な創作料理は
悦子さんの笑顔と同じように、パワーを与えてくれるスペシャルなもの。
今年の春から、ギャラリー・トラックスのカフェで
限定数のランチがスタートしています。
悦子さんの手料理、是非味わってみてください。(林 央子)



ギャラリー・トラックス http://www.eps4.comlink.ne.jp/~trax/frame.html
三好悦子さんのブログ http://d.hatena.ne.jp/traxtrax/



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2009年11月22日

2つの会場でスーザン・チャンチオロの新作発表

「今回私は新しい視点と気持ちで日本に行きます。日本にはいつもインスピレーションを受けてきましたが、前回の来日から5年経ちました。しばし期間が空いたのは、生まれ変わり、新しい洞察力を身につけたかったからです。私の作品は日本から大きな影響を受けてきました。だから今回は感謝の気持ちと日本への愛情と共に来日したいと思っています。自分で訪れて直接「ありがとう」と言いたいですし、私の最新作を日本の皆さんに捧げ、共有したいです。これらの作品は非常に誇りに思っていますし、そのメッセージも明確です。メッセージとは情熱とは何かという事と、自分が愛する行為に100%の情熱を注ごうという事です。その瞬間の美を感じ、その感情をファッションとアートを通じて表現する事です!」ースーザン・チャンチオロ



スーザン・チャンチオロが5年ぶりに、東京で作品発表を行います。
原宿と東麻布の2会場で行われる展示やパフォーマンスは、
以下の予定です。久しぶりのスーザン・ワールドが楽しみです。
(林 央子)


●原宿VACANT

NYで活躍するファッションデザイナーであり、アーティストでもあるスーザン・チャンチオロ。
日本では5年ぶりとなる今展覧会は、先日NYで発表された彼女のコレクション“WISDOM OF FLOWERS”の服をはじめとして、コレクションテーマから派生して制作されたドローイング、彫刻等をつかったインスタレーションを展開する。

会期中、1Fではスーザンのオリジナルレシピをもとにした料理を食べる事ができるFLOWER RESTAURANTが限定オープン。

オリジナルグッズの販売、本人を交えたイベントも開催予定。
詳細はVACANT web siteにて。
http://www.n0idea.com/vacant/top.html

Susan Cianciolo
“The wisdom of flowers”

日時:2009.11.28-12.4 13.00-21.00
場所:VACANT 2F
入場料:¥500

“Flower Restaurant” food produced by VEGEしょくどう http://vegecanteen.seesaa.net/
日時:2009.11.28-12.4 13.00-19.00
場所:VACANT1F

VACANT
住所:渋谷区神宮前3−20−13
Tel:03−6459−2962
http://www.n0idea.com

●東麻布GALLERY SIDE 2
SIDE2では、モビールのインスタレーションやドローイング等を展示し、
ファッション・デザイナーとしてではなく、スーザンのアーティストとしての
一面を展示する。

Susan Cianciolo
“PURPLE MOUNTAINS, and a LILAC SKY”

日時:2009.11.27−12.12

GALLERY SIDE 2
港区東麻布2−6−5
Tel:03-6229-3669
http://www.galleryside2.net
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2009年11月19日

小金沢健人さんの個展

今週土曜日、11月21日まで小金沢健人さんの個展「メモ」がhiromiyoshiiギャラリーで開催されています。

アーティストがカメラやビデオ、鉛筆を使って記した「メモ」。
一時間ほどのビデオ作品「ゴーリッツアーパーク」には時間を忘れて見入ってしまいます。

アート作品が作家の頭ではなく身体を通過して生み出されるような、
小金沢作品独特の心地よさが漂います。(林央子)

http://www.hiromiyoshii.com/
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神戸ビエンナーレ2009 島袋道浩さんの新作『扉を開ける』

10月上旬に始まった神戸ビエンナーレ2009へ、島袋さんの取材で
会期初めに行ってきました。

蛸に関連した新作は、会場であっと驚く仕掛けもあって、ドキドキワクワクする傑作です。

翌日は島袋さんのガイドで神戸・明石を散策。充実した取材旅行になりました。

神戸ビエンナーレ2009は11月23日まで(http://www.kobe-biennale.jp)。
是非、島袋さんの新作を体験してみてください。(林 央子)






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2009年07月28日

マーク・ボスウィックと東京の日食散歩

サイド2ギャラリーの展覧会のために来日していたマーク・ボスウィックと会いました。
日食を見たい、と11時すぎに散歩に出ましたが、東京は曇り空。
この天気では難しいかもね、と言いながら話に夢中になっていると、曇り空がふっと明るくなって
日食中の太陽が顔をのぞかせました。
水たまりにも一瞬、日がさしこんで、三日月形の太陽がくっきり。
私の携帯写真には、形までははっきり映っていませんが、
マークはしっかり日食を写真に捕えたそうです。

思いがけない散歩になりました。

(林 央子)



Mark Borthwick 展
http://www.galleryside2.net/gallery/current/index.php

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2009年07月17日

アーティストが作る赤ちゃんのBLOG

6月末に無事出産したレティシアが
赤ちゃんと家族の近況を伝えるブログを開始しました。

http://milou-miloublog.blogspot.com/

「すべてが変わって、別の次元にはいったけれど
同時になにも変わっしていない」「抱っこしたときの
感覚がとにかく素敵!!」と初出産の感動を伝えてくれました。



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2009年06月09日

出産間近のレティシア

7月に出産を控えたレティシア・べナ。
ボーイフレンドと南仏に
ハイキングに行ったときの写真を
送ってくれました。

妊娠中はエネルギーに満ちて
とても快適な時間を過ごしたという彼女は
妊娠期間中の感覚を、
ヴィジュアルとテキストによるストーリーにして
here and there の次号vol.9に寄稿してくれる予定です。

現在発売中の『暮しの手帖』40号の
巻頭特集「ジェーン・バーキンの暮らし」では
レティシアが彼女のポートレート写真を撮っています。

(林 央子)



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