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2015年10月16日

here and there vol.12 がまもなく発売




3年振りとなるhere and there vol.12 がまもなく発売になります。
写真上は、色校正を本紙サイズにカットしたもの。まさに今制作真っ最中です。

テーマはZOKU KAKUCHO、「続拡張」。どうぞお楽しみに!


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2014年04月24日

和製ライオットガール集会




4月5日よく晴れた土曜日。
世間ではさまざまな学校で入学式が行われていましたが
水戸芸術館では、卒業式が行われていました。

担任が、浅田政志さん。
校長が、神田恵介さん。

なんて豪華な卒業式なんでしょう!
これは、神田さんと浅田さんが3年かけて女の子たちと築き上げてきた
ふたつのプロジェクト
「卒業写真の宿題」「卒業写真の自由研究」の、
記念すべき写真集(赤々舎刊)発売日に芸術館のATMホール(300人収容)
で行われたイベントでした。

神田さんのお洋服のファンの集いのようでもあり、
全国から公募された多くの人たちから選ばれた、魅力溢れる被写体の女性たちの
人生へのはなむけへの集いのようでもあり、
そこに集まった人たちが目に見えない線で結ばれているような場でもあり、また
そこから新たなtribeが立ち上がってくる場のような
なんとも名付けようの無い感慨深い、晴れた春の一日でした。

いつか、ここに来ていた女の子にまた会ってみたい
そう思った日でもあります。

デリケートな、フリルやパステルカラーいっぱいの神田さんの服。
その服を身にまとった彼女たちの(あるいはそれを着ていなかった人たちも)
可愛いという言葉だけでは捉えきれない闘志とか内省にむかう強さとか。
まさに「すべての人は創造的である」というパスカルの言葉の
別のあらわれを見せてもらった日であったような気もします。

この彼女たちと、神田さん浅田さんによる
新たなファッション写真をめぐる冒険のプロジェクトは
書籍「卒業写真の宿題」(赤々舎)に収められています。

また、この日の集会の様子も、拡張するファッション展カタログでも
臨場感たっぷりにお伝えしていきます。

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すべての人は創造的である




「すべての人は創造的である」

私たちに新しい思考の扉を開けてくれるパスカル・ガテン。
水戸芸術館で制服ワークショップの際に来日した彼女は、
いくつもの示唆を与えてくれました。
その一つが「すべての人は創造的である」ということです。

彼女が帰国して一ヶ月以上たちますが、水戸芸術館でも、
また拡張するファッション展が巡回する丸亀市猪熊弦一郎現代美術館でも、
監視員さんたちはどんどん自分が着る新たな制服を制作していて、
彼女の言葉を裏付けています。

その魅力の源であった彼女のワークショップの模様を、
カタログ『拡張するファッション ドキュメント ファッションは毎日のアート』では
なるべく生き生き伝えよう、と、目下鋭意編集制作中です。

一日でも早く皆さんにお手に取っていただきたく。
展覧会同様、カタログもどうぞよろしくお願いいたします。

posted by nakakobooks at 11:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | here and there news | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月05日

あの日から一ヶ月



拡張するファッション展の設営のため水戸にむかってから、はや一ヶ月。

作家がどんどん来日し、パスカルの制服ワークショップが佳境を迎え、
雪で荷物が送れないとか届かないとか
ホンマさんが北海道から出られないらしいとか設営にも来れるのかなとか、
子どもの学校でインフルエンザはやってるらしい気をつけてとか、
いろいろなレベルの情報が次から次へと耳に入りながらも
目の前ではどんどん展示が出来ていき、
あの部屋からこの部屋へと通り抜け出来ない会場を大回りしながら、
いつの間にか記者会見やらオープニングとかを迎えて、
スーザンやBLESSやパスカルとも涙の別れ。




トークショウをふたつ終えて水戸から帰っても、ホンマさんの写真があがり、
トークのテープ起こしや長島有里枝さんのトークや、
カタログの打ち合わせやカタログ記事の作成やら校正やらと、
心はずっと展覧会とともにありました。
これからもしばらくはそうだと思いますが、この一ヶ月はとくに濃厚な時間でした。

予期しないところにある美しさ
美をさがしもとめること
表現するということ
何かをつくりだすこと
生きることを肯定すること
NOの代わりにYESということ
(その為に自分が快適でいられる場所を見つけ出す、あるいは、つくりだすこと)



パスカルは一ヶ月後に、私たちが心から笑っている写真を送ってくれた。
自分が自分らしくあり、人がその人らしくあるということ。
ひとりひとりが人と違うからこそ楽しくて、美しい人生なのだということ。
そのことを周りにいたすべての方々に教えていただいた、
あの日々に、あの時間に、感謝します。

オープ二ングの一週間前から一ヶ月後に書いたこの文章を、
そこからさらに二週間以上たった今、アップします。
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2014年01月06日

今年はいよいよ『拡張するファッション展』


コピーライトマークSucan Cianciolo 2014

あけましておめでとうございます。
今年はいよいよ、2月22日に水戸芸術館で
『拡張するファッション』展がはじまります。
年末には服部一成さんデザインによるポスター類もほぼ校了。
いよいよ、いよいよになってきました。

私はカタログの制作準備にあたっていますが、
スーザン・チャンチオロからふともれた一声を
心にとどめ、指針として進んで行きたいと思っております。

”Having fun and living with an imagination is
one of the most important elements of living today.”
「たのしむこと。そして想像力をもって生きること。
今日を生きる上で、それは最も重要なことのひとつです」

一人でも多くのかたに楽しんで頂きたい展覧会です。
6月からは丸亀の猪熊弦一郎現代美術館MIMOCAにも巡回します。
どうぞよろしくお願いいたします。
http://arttowermito.or.jp/gallery/gallery02.html?id=375
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2013年01月24日

新しい年のニュース 拡張するファッション展


あっという間に、2013年を迎えました。
皆様それぞれに、新たな活動を始められているのではないでしょうか。

今年は私のまわりでも、新しいプロジェクトが動いていきます。
その、第一弾のご報告です。

一つは「拡張するファッション展」の始動です。
関東近郊の美術館で、翌2014年早春から始まるグループ展。
その後、西日本の美術館にも巡回します。

一冊の本が、展覧会に育っていくプロセスを見守っていくという、
かつてない体験がまっています。

このプロジェクトを楽しみにして下さる方々と、たくさんお会いできますように。
今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。 (林央子)
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2012年07月10日

here and there vol.11 発売




昨年末の12月29日に思い立ち、半年たってついに完成したhere and threre vol.11。
IMA KOKOイッシューはたくさんの人のエネルギーと情熱に助けられて生まれました。

参加していただいた方々は、
エレン・フライス、パスカル・ガテン、スーザン・チャンチオロ。
ホンマタカシさん、小金沢健人さん、長江青さん、前田征紀さん、
小林エリカさん、東野翠れんさん、
竹村京さん、青木陵子さん、ゲルダ&ヨルクなどなど……。

そしてもちろんADの服部一成さんやデザイナー田部井美奈さん、
翻訳家江口研一さんなど
たくさんの方のお力のおかげで、実現できた一冊です。

最新号の詳細や制作時の心境は、
nakakoboks.comのvol.11のページをご覧ください。
本日、7月10日発売です。

(林 央子)
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2012年06月09日

製作中! here and there vol.11のひとかけら


―傷つきやすさ、人生、愛、そして美しさ。それらは常に手の届くところにある。けれ
ども私たちは、それらを感じとり、心動かすことができるほど勇敢だろうか。―

この言葉は、実際に私がメールでパスカル・ガテンから受け取ったものです。
この少し謎めいたフレーズの奥にある彼女の想いをもっと知りたくて、
やりとりを続けてうまれた記事が
「傷つきやすさについてーパスカル・ガテンとの対話」です。

2ページ文字だけの見開きですが、彼女の想いがつまっていて、
私の感情もこもっていて。
思い入れの深い記事ばかりのhere and there vol.11、そのなかでも個人的に、
いまとても重要だと思っている原稿の一つです。是非お楽しみに。

パスカル・ガテンは『拡張するファッション』の
P99〜P106にも登場しています。

(林 央子)
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2012年06月02日

here and there vol.11入校準備中です


昨年末からとりかかっていた here and there vol.11 が
間もなく入校を迎えそうです。

このままいくと今回は、予定通り6月中にもしかすると完成……?
そこはぎりぎりなところですが、7月上旬には間に合いそうです。

なんと、一年半ぶりの新刊です。
今日はちょっとだけ、中身の一部をご紹介。



南仏に引っ越した元『パープル・ジャーナル』『カイエ・ド・パープル』編集長
エレン・フライスが新しい生活をレポートしてくれています。

生粋のパリジェンヌで、90年代には気鋭の若手キュレーターとして、パリの
アートシーンの寵児だったエレンが、南仏で見つけたまったく新しい生活とは?

最新号を楽しみにしていて下さいね(林 央子)。
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2012年05月09日

MoMAで開催中のミレニウム・マガジン展



 
NY在住のジャーナリスト、市川暁子さんが現在、
MoMAのライブラリーセクションで開催中の
ミレニウム・マガジン展の写真を送ってきてくれました。


 
世界から100種類のインディペンデント雑誌を集めたこの展覧会、
今月半ばの5月14日まで開催されています。

展覧会概要は こちら
各雑誌の詳細は こちら

(林 央子)

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2012年03月06日

水戸芸術館の「Power Sources 力が生まれるところ」展



水戸芸術館の 「Power Sources 力が生まれるところ」展にいってきました。



 
ベットによこたわってみる展示、顕微鏡をのぞきこむ展示、
カーテンでしきられたブースに入って小さなものを覗きこむ展示、
ブランコにのってヨーデルを聞く展示。
本当にさまざまな体験がまっていて、とてもお勧めの展覧会です。



 
この展覧会開催中の4月1日(日)に、展示スペースの一部を活用して限定期間開催中の
高校生ウィーク期間中にあらわれる、
無料カフェ 「苗床喫茶」にて、トーク 「林央子の仕事 越境して発信する」を行うことになりました!
 
是非、この機会に、展示とトークを楽しみにいらしてください。
美術館入場料以外では、トークの入場料はいりません。
(注:3月8日から4月8日まで、水戸芸術館では高校生は入場無料の「高校生ウィーク」です)(林央子)
 

●「Power Sources―力が生まれるところ」展
水戸芸術館現代美術センター 
http://arttowermito.or.jp


●高校生ウィークイベント「苗床喫茶」
2012年3月8日〜4月8日(月曜休館)
水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ室
会場期間:火〜金/15〜18時
     土日祝/13〜18時
http://arttowermito.or.jp/gallery/gallery02_min.html?id=847


●カフェ・トーク「林央子の仕事―越境して発信する」
80年代後半からパリコレの取材をはじめ、
ファッションやアートの世界の境界線を飛び越えながら執筆・編集活動を続ける林央子さん。
<好き>をきっかけに独自の視点で作家を捉え、リアルな言葉で紹介し続ける林さんが、
仕事を愛し、続けていくことの秘訣や最新情報などをお話します。(HP詳細より)

日時:2012年4月1日(日)13時30分〜15時
対象:高校生以上 
定員:先着20名
参加費無料、予約不要
http://arttowermito.or.jp/gallery/gallery02_min.html?id=847

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2012年02月11日

マイク・ミルズの映画『人生はビギナーズ』


コピーライトマーク2010 Beginners Movie, LLC. All Rights Reserved.

マイク・ミルズの映画『人生はビギナーズ』、日本公開が始まりました。
http://www.jinsei-beginners.com

映画を見て書きたくなった、いくつかのメモです。

●いくつになっても成長する

映画は、ひとつの時間軸のなかで、人間の成長や内面の変化を描くことができるメディアだ。
2000年代以降、30代半ばから40代半ばの現在まで、マイクの主な関心事が長編映画であったことは、
「人間の内面と成長」という彼の関心事に一番フィットしたからではないだろうか。
自分の内面に向き合い、対話する。その行為はやっかいだから、日常のなかでつい放置してしまいがちだ。
でも、それに向かい合うことではじめて、人は成長する。より深い愛と人生を手に入れる。
『人生はビギナーズ』で、マイク・ミルズはその
「あたりまえのようで、誰もあえて言わなかったこと」を、
自分の実人生にかぎりなく近いフィクションを通して、語ろうとしている。

●生活から作品が生まれる

マイクが父親を亡くした後、スイスのNieves社からとても美しい作品集「fireworks」が登場した。
繊細な筆で花火が描かれているシンプルなドローイングだが、深く心を打つとても美しい本だ。
その由来を、『人生はビギナーズ』を見て、初めて知った。
映画のなかで、ゲイになってからの父の恋人アンディは花火師だった。
父と父の恋人、そしてゲイ仲間たちとともに楽しんだ、花火パーティーのシーン。
マイクは父を亡くした悲しみにいながらも、
一瞬の想い出から、美しいグラフィック作品を産み出していたのだろう。
もちろん、映画の細部どこまでが実話なのかはわからないけれど、
マイクの実人生と作品が地続きだからこそ
この映画に感動があるのだと思う。
 
●美は日常にあり

『人生はビギナーズ』の冒頭は、花瓶にさされた数本の花の映像で始まる。
病床の父の見舞い品として、また自宅療養に入ってからも室内に、ガーデンにと、花はさまざまに現れる。
印象的だったのは、父の死後に荷物を整理していたら出てきた、母がオリヴァーに残した写真だった。
そこには、誰かが花を差し出している手と、一握りの花映っている。
オリヴァーは、この写真にこめられた意味を憶測する。
父親との結婚生活に悩み、ユダヤ人であることを公言できない時代を生きた母親から絞り出された、
「素朴な幸せをあなたにあげたい」というメッセージを代弁していたのではないか、と。
この読解も、オリヴァーとアナを再び結びつける後押しの一因となった。
花はいつも、私たちの傍らにある。さりげなく、たしかに。
その美しさを見つけるのは、私たち自身なのだ。(林 央子)
posted by nakakobooks at 14:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | here and there news | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月19日

アーバンリサーチ「Life 2011」開催中の京都店へ


アーバンリサーチの渋谷店、名古屋店、京都店で開催中の「Life 2011」。
なかでも、書籍やグッズを地下フロアいっぱいに扱う「越境最前線」の京都店で先日、
スタンダードブックストア代表の中川和彦さんとトークを行ってきました。


 
Beyond Boundariesという裏テーマがあるこのイベント。
「Life 2011」展を開催中の3店舗どの会場にも、
「越境するファッション」と題した私のエッセイを配布しています。

ジェンダーとファッションの関係から、
「一歩踏み出す勇気」まで、ここだけで読めるファッション・エッセイを書きました。
イベント開催中は、『拡張するファッション』も販売していただいています。


 
京都店では地下に降りると、テーマのBeyond Boundariesを
「ジェンダーを越えるファッション」と位置づけ、
パティ・スミスやソフィア・コッポラをイメージ・アイコンとしたルックをチョイス。
女の子のためのシャツ、パンツスタイル、フラットシューズ、メンズ風の帽子などをセレクトしています。
中でも、きちんとした印象なのによく見ると、
襟など随所にほつれのあるACNEのシャツは、シルエットも綺麗でお勧めです。


 
アーバンリサーチ京都店は阪急河原町駅近く、
アーケードのあるショッピング街「寺町通り」に位置しています。
お店に行ってみて面白かったのは、次々とウィンドウを覗き込んでいく人々。
ツイードのコートに見入る二人の女性や、サルトルのロングブーツを見つめる老夫婦が印象的でした。



 
京都店と名古屋店では、映像の展示もあります。
「私がみてきたこと 1998-2002 Scenes over time」は、京都店ではウィンドウに映写されていました。
編集を担当して下さったのは平野隆章さんです。

 
中心になって企画に動いてくださったPRの及川さん、
そして京都店のみなさんは、トーク当日、展示会場をあっという間にトーク会場に仕上げて下さいました。

動員されたのは、アウトドア用のベンチや折り畳みり椅子の数々。
コンクリートのフロアと店内の雰囲気によく合った、臨時トークスペースが瞬く間に出現。
いつものことながら、アーバンリサーチの皆さんのD.I.Y.精神に感動します。
そして、日曜日の午後の貴重な一時間、足を運んで下さった皆様に、お礼申し上げます。


 
トーク準備合間の空き時間に訪れたのは、方丈庭園でも名高い東福寺界隈。
何度目かの東福寺境内を散歩したり、周囲にある塔頭寺院を巡りながら、
こうして心を空っぽにできる場所をたくさんもっている京都の人たちはとても贅沢だな、
と思いました(林 央子)。
 
posted by nakakobooks at 13:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | here and there news | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

楽しかった「シブカル祭。」


10月28日、この日から10日間にわたっておこなわれた
渋谷パルコの女子文化祭「シブカル祭。」で
School of Bのトークに参加させていただきました。




野中モモさん(左)、スプツニ子!さん(右)と私、そして進行の南馬越一義さんと、
「美術部」の展示コーナーの一角を舞台にしたトーク。会場は女の子の熱気があふれました。
 
シブカル祭。は100人の女子が参加という大規模なイベントで、
一回かぎりのライブも多く全部は見切れなかったと思いますが
当日早めに着いて、一通り眺めた展示は興味深いものでした。





 
当日の模様がウェブマガジン「 SHIFT」に紹介されています(林 央子)。

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2011年11月04日

11月7日 小金沢健人さんと パフォーマンスの夜


今朝、Nievesのベンジャミンからメールが届きました。
NYのMOMAの人が、here and thereのvol.1~5をコレクション用に購入したい、という用件でした。

その方は、vol.6~10はもっているということで、初期バックナンバーの買い上げです。
突然で驚いたので、ついここに書いてしまいました。
 
小金沢健人さんは、資生堂ギャラリーで映像作品を初めてみたときから、
私が強くひかれ続けてきたアーティスト。
現在、ご家族とともにベルリンにお住まいです。
奥さまの長江青さんは、私が『花椿』にいたころから、本当に長く、交流させていただいているお友達。
小金沢さんはvol.9から、vol.10では長江さんと小金沢さんお二人それぞれに、
here and thereにご参加いただきました。
 
今回はその小金沢さんの一時帰国に合わせて、
銀座 ignition galleryでのトークシリーズ「いま、ここ」でパフォーマンスをしていただけることになりました。
私の朗読&小金沢さんのパフォーマンス、私と二人でのトーク、
そして小金沢さんのソロ・パフォーマンスという構成です。
これ以上は、当日のお楽しみになるわけですが……
 
私が小金沢さんの作品をいつも楽しみにしている傍らで、
実は小金沢さんと共有できる意外な話題があることに気がつきました。
そんなことも背景にあって、11月7日夜のイベントが、あっという間にメールのやりとりで決まりました。
この交流を、皆さまと共有できる一夜は、とてもスペシャルなものになりそうです(林 央子)。
 
●「いま、ここ」トークの申し込みはこちら→ ignition gallery 
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アーバンリサーチ「Life 2011   Beyond Boundaries」




昨年11月にも大変お世話になった、
アーバンリサーチの及川壮也さんと練り上げてきた今年の 「Life」展
 
及川さんと対面しながらの2度目のコラボレーションとなった今年は、
『拡張するファッション』を上梓したことや、
最近出会いのあった方々との輪の広がりなど、さまざまなことを経て、
渋谷・名古屋・京都の3店舗というスケールの大きなものになりました。
 
NPOの独立系メディアで、映像制作やワークショップをしている
映像作家の平野隆章さんは、名古屋店と京都店で展示される35分間の映像
「私がみてきたこと 1998−2002 Scenes Over Time」を編集してくださいました。
 
今年7月、大阪スタンダードブックストアのトークに私を招いて下さった中川和彦さんは、
京都店で私と対談(11月13日16時〜17時)してくださることになりました。
 
そして、以前私を美大の特別講義に呼んでくださった
「名古屋芸術大学デザイン学部・メディアコミュニケーションデザインコース」の櫃田珠美先生は今回、
名古屋店の展示空間に、学生さんたちが作った「本」の作品を展示協力して下さいました。
 
アーバンリサーチ店内では、秋冬のお洋服を「ジェンダーを超えるファッション」
というテーマから編集するコーナーを作らせて頂きました。
 
さまざまな方のお力によって、一回り大きな実を結びそうな 「Life 2011」は11月7日からスタートします(林央子)。
 

●昨年の「Life」展の様子はこちらです。 
http://nakakobooks.seesaa.net/article/167594321.html
http://nakakobooks.seesaa.net/archives/20101112-1.html
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2011年10月19日

here and thereのことと、谷口真人さんとのトークについて


リニューアルされたウェブ・ショッピングサイトhumorに
here and thereの「ブランドコンセプト」を掲載していただけることになりました。
(掲載はこちら→ http://www.hmr.jp/hereandthere/brand.php


そこで、改めて考え、書き記してみた「コンセプト」。
普段、こういう形では言葉にしてこなかったので、「この媒体とは?」
と改めて見つめ直す行為は新鮮でした。
そして、こんな文章を書きました。

===================

日常のふとした瞬間に、美しいものを見つける。
意外な人と、思わぬタイミングでめぐり合う。

そんなときに揺れ動く、
繊細な感情のひだをキャッチして、発信していきたい。

それが、パーソナルなインディペンデント・マガジン
『here and there』の精神です。

編集から販売時のイベントまで、林央子が出会った人々ひとりひとりと向かい合い、
対話を重ねて、織り上げいきます。

毎号のテーマは、その時々に林央子が一番関心のある考えや言葉です。
さまざまなクリエイターとそのテーマをキャッチボールして、
投げ返されたイメージや文章を、拾い集めています。

アートディレクター服部一成さんの、整然とした中に突如屹立する個性が、
誌面に心地よい緊張感とパーソナルな温かみを与えてくださっています。

この本を手に取った人が、誌面をひろげ、想像の羽をひろげることで、
またそこに新たな世界の広がりが生まれる。

そんなメディアでありたいと思っています。
Here and There発行人 林央子   

===================

この原稿を書きながら、並行して、10月24日、来週月曜日夜に
銀座の ignition galleryで開催する
谷口真人さん(現代アート作家)とのトークの準備をすすめていました。

これから、シリーズとして企画されているトークの初回に、
谷口さんをお迎えしたいと思った理由を、言葉にするとどうなるのか。
自分の心のなかにサーチライトを照らして、言葉になる以前の気持ちの動きを
探してみる。いくつか光るものをみつけ、それをまた丁寧に見つめて行く……。

今やっているのはそんな作業ですが、
実はそんな作業は、here and thereの制作プロセスと
よく似ていることかもしれないな、と思ったのです。

今年は『拡張するファッション』を出してから、トークに出ることが増えたのですが
このignition galleryにおけるトークシリーズは、<私のなかの『here and there』的なもの>
がある一定の場所・時間・空間を占めるものになりそうかな? という予感がしています。

月曜日という、週の始まりの日。あわただしいお仕事が始まる最初の日。
そんな夜ですが、もし、少しでも多くの方に聞いて頂けたら
嬉しい気がしています。

詳しい日時場所・申し込み方法はこちら
http://ignitiongallery.blogspot.com/2011/10/blog-post_13.html

日々のいろいろなお忙しさの中、一歩足をとめて頂き、
この場で一緒に時をすごすことができたら、とてもとても嬉しいです。(林 央子)

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2011年10月07日

「DEZAINMONKEYS02」に参加した、2冊のZINE


10月8日、学生主催のファッションショーイベントDEZAINMONKEYS02のなかの、
トークイベントへのお声がかかり、参加することになりました。

声をかけてくださったのは、広い会場内でzineのブース(fab_zine)をきりもりする、
京都精華大学テキスタイル科の坂口美穂さん。
『拡張するファッション』を読んで、感動して声をかけて下さったとのことです。

15時からファッションショーがスタートする会場では、
19時半〜私1人でのトークがあり、20時からは生駒芳子さんと対談になります(〜20:30)。

全国からZineを集めるというfab_zineさんの企画に、
here and thereも参加してみようと、2冊のZineを送りました。





このZineはもともと、『here and there vol.3』の付録として制作されたものです。
写真はすべて、マーク・ボスウィックが撮ったものです。

片側から見ると、スーザン・チャンチオロのショー、
別の側から見ると、BLESSのファッションショーです。

これは2つの、とても印象深いファッションショーの記録写真です。
私にとって、どちらも貴重な出来事だと思えたので、1冊の本に綴じてみたくなりました。

撮影の仕事を通じて友人になったマーク・ボスウィックは、
90年代半ばにはファッション界の売れっ子写真家として、
『Italian Vogue』からインディペンデントマガジンまで幅広く活動していました。

しかし、とても繊細な美意識を持ち合わせていた彼は次第に、
普通のファッション写真は撮らなくなりました。

そして、友人たちのドキュメンタリー写真や家族のポートレートなど、
厳選された被写体を扱うようになりました。
スーザン・チャンチオロとBLESSは、マークにとっても私にとっても、貴重な友人です。

●スーザン・チャンチオロ「戦争反対、平和賛成ショー(Anti-War, Pro Peace Show)」

<2003年2月15日、世界中でたくさんの反戦集会が行われたその日、
スーザン・チャンチオロはNYで「戦争反対、平和賛成」と題したショーを行った。
それはありきたりのファッショーショーではなく、その場にきた人々が、
ひとつの体験をわかちあうための集いだった>
『here and there vol.3 2003 Spring Issue』より抜粋


●BLESSのファッションショー 

これまでファッションショーをしない主義でやってきたBLESSから、
ある日突然、メールが届いた。
2002年9月25日、はじめてのキャットウォークのコレクションを、ミラノで行うというのだ。

ついては、「モデルとして出演してほしい。
日本からの交通費は確保できないけれど、ヨーロッパ内の移動費用とミラノの宿泊費は出すから。
モデルはみんな、私たちの友達よ」と。

かくして、私は初めてミラノコレクションに行った。
ショーの演出は、不安定な卓球台のようなインスタレーションに、
数人ずつ一緒に乗って、適当な方向に歩いて下りる、という単純なものだった。

でも、ショーに出る人間には向いていないことは自分でよくわかった。
その後も数回、パリでBLESSのショーに出た。
やっぱり私は、ファッションショーに出るタイプではないと思う。
冒険としては、楽しかったけれど。





『スーザン・チャンチオロの創造性』

2011年9月4日、HINAYA KYOTO清水五条坂店に招待していただいて、
行ったトークの再録です。
私が1人で約1時間話し、その後質問をうけて、
また1時間ほどお話しました。

私とスーザンが2人で、旅行したことのある京都の街
(それはスーザンにとって、初めての京都旅行でした)。
今振り返っても、このときの旅行は特別な体験でした。

2人それぞれが、人生に突然降り注いできた特別な休憩期間にいたために、
仕事に追われることなく純粋に、旅行を楽しむことができたのだと思います。

そのうちに、京都と縁ができたスーザンが、娘をつれて制作滞在に来ることになるとは。
ましてや、私がその展示発表の場で話をしに来ることになるとは。

一度起こってしまえば、必然のようかもしれませんが、
出会いの妙というものは、面白いものだと思います。

人は、人と繋がることでしか、仕事を成すことはできません。
スーザンはそのことを、身をもって示し続けてくれる人でもあります。


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トークの再録のZine作りは、やってみたら意外に楽しく、
また続けていきたいと考えています(林 央子)。


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2011年09月27日

チリと中国のメディアから、取材されました。


最近海外から手もとに届いた雑誌2種類。
どちらも、『here and there』と、その作り手として
私をインタビューしてくれたものです。

●チリの『PROFILE ZINE』

2011年7月に発行された第二号。突然取材のメールが来た時は、
「こんどはチリから……」とその距離の遠さに愕然としたものです。
もちろん、嬉しい驚きです。



取材から随分間をおいて届けられた待望の冊子。
表紙はHimaaさん、登場作家に河井美咲さんと、Zineで活躍している日本人など。
メキシコ、チェコ、スイス、イギリス、アメリカなど
さまざまな国籍のアーティストや出版関係者とともに並んでいます。



目次のあと、突然始まる私のセクションは、スーザンと私が2002年頃、
資生堂のトークサロンで対談している写真(左頁)と、エレンと私が2005年頃、
パリコレの最中にパリの街中を歩いている写真
(右頁/撮影したのはnievesのベンジャミン・ソマホルダー)。



取材は冬ごろうけた気がするので、まったく内容を忘れていました。
自分のインタビュー頁に掲載されている写真が意外で、びっくり。
そうだ、あの頃は、山崎直子さんの本を読んで、
ママと宇宙飛行士の仕事の両立の大変さに、感じ入っていたのでした。

その彼女の最近のニュースは、第二子をもうけて育児と教育に力を注ぐ、だったはず。
彼女の思いが遂げられるように応援のエールを送りたいです。



自宅から見える風景の写真を送ってね、と言われて送った、
息子の背中入りの写真が大きく使われています(右頁)。
左側には、私が育った地域が日本地図のなかにマークされている。
紹介要素のなかで時系列ささまざまにとんでいて、
なんとも、不思議な気分がしますが、自分が日本のメディアに外国の人を紹介するときも、
そんなことをやっていたんだろうな、という気がします。

Profile zineは確か今年の8月、シンガポールで展覧会をやったはず。
私は超特急で『hereand there』の表紙画像を送ってくれと、頼まれて対応したのですが、
展覧会はどうなったんだろう。編集者のEmilio君にいつか会えるのかな。

●『知日』第二号



さて中国から現れた、日本の同時代カルチャーを
従来にない目線で伝える雑誌『知日』第二号。メイン特集は何と「制服」です。
結構日本通が設定しているなと思える特集テーマ。
そこで紹介されているのは「制服」を切り口にした幅広い世界……








今昔の制服、多彩なイメージ(JALスチュワーデスの歴代制服も)。
アニメや刀剣趣味、祭りから、デザイナーの佐藤可仕和さんまで紹介されていました。

この特集も、意外な頁と意外な頁が接続されていて不思議な感覚。
でも「うわべだけではない」という本気さがうかがえますし、
「読み解こう」という熱意が伝わってきます。

この雑誌のなかの定例、雑誌特集頁で
『here and there』を6頁にわたり紹介してくれました。







中国語なので読めないのですが、受けた質問で良く覚えているものが一つ。
それは、『here and there』をみていると、映画監督の河瀬直美さんに共通項を覚えるのだが、
作者としてはどう思うか?  というものでした。

世界で1500部の『here and there』と、
世界的映画監督の河瀬さんを一緒にしていただいていいものかどうか。
その視点には非常に驚きましたが、やはり嬉しい驚きでした。

どちらも、もしかしたらもう、最新号が出てるかもしれません。
それぞれに、興味深い媒体だと思いますので、
ご興味のある方はチェックなさってください。(林 央子)

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2011年09月18日

京都でスーザン・チャンチオロ展  9月30日まで






HINAYA KYOTO 清水五条坂店で、
スーザン・チャンチオロ展が開催中です(2011年9月30日まで)。
この展覧会関連記事を、ウェブマガジンVeritaに執筆しました。
http://new.veritacafe.com/archives/3540747.html

9月4日には、HINAYAさんのご招聘により、展覧会を開催中の店内で、
トークをさせていただきました。


今回、スーザン自身は来日しませんでしたが、たくさんのドローイングやそこに置かれたものたち、
どの冊子をとっても1頁ずつ内容の違うZINEなど、あらゆるものがスーザンの息遣いを伝えてきます。

小さな部分に、魂が宿るようなスーザンの作品。
こんな小さなバッグ一つにも、世界観がこめられていました。





スーザンがHINAYAの倉庫に眠っていた生地をよみがえらせた服、
HINAYAの工房で染めや織りのコラボレーションから作り出した作品、
昨秋の京都滞在中、新たな出会いから派生したコラボレーションによる品々
(たとえばmina perhonenのファブリックを使ったボウタイなど)等々がありました。

また、ファウンド・オブジェクトを自分の作品に再利用するスーザン。
なかには京都で見つけたものに自分の手を加えた作品なのかな? と想像させる、草履や和装小物も。



会場になったショップは、京都西陣から生まれたテキスタイルメーカーのHINAYAさんが、
今年初めて設けられた路面店です。

西陣織の帯地で知られるHINAYAさんが独自に開発したスペシャルな織り機が置かれていたり、
来店した人が自由に織っていけるコーナーや、
染物、織り物に関する貴重な文献を閲覧できるコーナーもあります。

周辺は、清水焼のお店がならぶ地域で、京都ではおすすめのスポットとされている河井寛治朗記念館も近く。
京都に行かれた方は是非、足を運んでみてください。(林 央子)



個展「スーザン・チャンチオロ展」
期間:2011年9月1日(木)〜9月30日(金) 10:00〜19:00
会場:HINAYA KYOTO清水五条坂
   〒605-0846 京都市東山区五条橋東4丁目452 ラティエール五条坂1F・2F
Blog:http://hinayagojo.seesaa.net/
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