
拡張するファッション展の設営のため水戸にむかってから、はや一ヶ月。
作家がどんどん来日し、パスカルの制服ワークショップが佳境を迎え、
雪で荷物が送れないとか届かないとか
ホンマさんが北海道から出られないらしいとか設営にも来れるのかなとか、
子どもの学校でインフルエンザはやってるらしい気をつけてとか、
いろいろなレベルの情報が次から次へと耳に入りながらも
目の前ではどんどん展示が出来ていき、
あの部屋からこの部屋へと通り抜け出来ない会場を大回りしながら、
いつの間にか記者会見やらオープニングとかを迎えて、
スーザンやBLESSやパスカルとも涙の別れ。


トークショウをふたつ終えて水戸から帰っても、ホンマさんの写真があがり、
トークのテープ起こしや長島有里枝さんのトークや、
カタログの打ち合わせやカタログ記事の作成やら校正やらと、
心はずっと展覧会とともにありました。
これからもしばらくはそうだと思いますが、この一ヶ月はとくに濃厚な時間でした。
予期しないところにある美しさ
美をさがしもとめること
表現するということ
何かをつくりだすこと
生きることを肯定すること
NOの代わりにYESということ
(その為に自分が快適でいられる場所を見つけ出す、あるいは、つくりだすこと)

パスカルは一ヶ月後に、私たちが心から笑っている写真を送ってくれた。
自分が自分らしくあり、人がその人らしくあるということ。
ひとりひとりが人と違うからこそ楽しくて、美しい人生なのだということ。
そのことを周りにいたすべての方々に教えていただいた、
あの日々に、あの時間に、感謝します。
オープ二ングの一週間前から一ヶ月後に書いたこの文章を、
そこからさらに二週間以上たった今、アップします。